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住宅を新築される際は、光の色と明るさの特徴を知って最適な照明を選ぼう!

あけましておめでとうございます!

本年も家づくりにかかわる話題を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

山形県庄内エリアは今日も雪が降っています。

除雪しても除雪しても毎日降るので切りがありません。

朝になるとガッカリしますが、体を動かす理由が出来て良い感じの桑原です!

時間さえあればなんですがね!(^^)!

 

光の色と明るさの特徴を知って最適な照明を選ぼう!

私たちの暮らしに欠かすことができない照明。

普段の生活の中で強く意識することはありませんが、照明は部屋の印象だけでなく、生活の質を大きく左右する大切なアイテムです。

住宅を新築する際はたくさんの照明の中から選択して自分スタイルの家が出来上がります。

 

照明は、明るければ明るいほどいいというわけではありません。

また、どんなにオシャレであっても、機能的でなければ意味がありません。

 

デザインだけでなく、光の色や明るさの特徴を知って、それぞれの用途に合ったふさわしい照明を選択することが重要です。

 

今日は、光の色と明るさの関係についてお話したいと思います。

 

【光の色の種類】

 

照明の光の色には「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」の5種類があります。

 

光の色に違いがあるのはそれぞれの「色温度」が異なるためです。

「色温度」とは光の色を表すもので、色温度が低いほど赤みが強い黄色になり、高いほど青みが強い白色になります。

 

そのため「電球色」は一番色温度が低いことから赤みが強い黄色になり、「昼光色」が一番色温度が高いため青みが強い白色になります。

 

また、色温度が高くなるほど明るさを表す「照度」も高くなり、明るい光になります。

 

この5種類のうち、一般的に住宅に多く利用されるのは、「電球色」「温白色」「昼白色」の3種類です。

それぞれの色には、特徴があり、適した設置場所と適していない設置場所があります。

 

適切な照明の光の色を選べるよう、「電球色」「温白色」「昼白色」の3種類それぞれの色の特徴を確認していきましょう。

 

【電球色の特徴】

 

「電球色」は、夕日の太陽の光を思わせるような赤みがかった黄色、人によってはオレンジ色に感じる暖色系の色であり、温かみを感じる光の色です。

 

少し暗く感じるかもしれませんが、明るさを抑えた落ち着いた雰囲気のある色で、リラックスしたい場所に向いています。

 

目が疲れにくいため長時間滞在する場所や、料理をおいしく見せることから食事をする場所にもおススメです。

逆に、集中して作業する場所や、本来の色を識別したい場所には不向きです。

 

《適した場所》

・リビング

・ダイニング

・寝室

・和室

 

《おススメできない場所》

・書斎

・ウォークインクローゼットなどの収納の部屋

・服を選んだり、お化粧をする場所

 

【昼白色の特徴】

 

「昼白色」は、太陽の光に近い光の色で、自然な明るさで誰もが一番身近に感じる光の色です。

 

3種類の色の中では、一番明るく感じる白色の光の色です。

明るすぎず、暗すぎない、丁度いい明るさで、さわやかですっきりとした印象となり、活動的な場所に向いています。

 

「電球色」とは反対の性質で、対象となる物の形や色がハッキリとよく見えるため、集中して作業する場所や、本当の色を識別したい場所に向いています。

 

また、太陽の光に似た活動的な色であることから、リラックスしたい場所には不向きです。

 

《適した場所》

・書斎

・ウォークインクローゼットなどの収納の部屋

・服を選んだり、お化粧をする場所

 

《おススメできない場所》

・リビング

・ダイニング

・寝室

・和室

 

【温白色の特徴】

 

「温白色」は、電球色と昼白色の間の光の色で、電球色が持つ温かみと、昼白色の持つ明るさを兼ね備えたバランスの良い光の色です。

 

明るさの面では昼白色には劣りますが、物をハッキリ確認できますし、温かみも感じられる色味なので、どの場所に使ってもマッチしやすいと言えます。

 

「温かみは欲しいけど、物もしっかり見たい!」方や「どちらにしようか迷って決められない!」方にはおススメです。

 

【その場所に何を求めるかを考えてみる】

 

このように照明の光の色には、適した場所と適していない場所とがありますので、その場所の用途によって使い分けする方が生活しやすい空間になると言えます。

 

「電球色にしておけば雰囲気がでて、なんでも少し格好よく見えるから」と全ての照明を電球色にしてしまうと、クローゼットで物が探しづらかったり、読書をするとき、字が見えにくかったりしてしまいます。

 

また、明るいくてハッキリ見えた方がいいからと、寝室を昼白色にするとなかなか眠りにつきにくくなってしまいます。

 

その場所で、一番大切にしたいこと、または頻度が高いと予想される行動を優先して照明の光の色を検討してみましょう。

また、目的の光を補うため補助照明の利用を検討してみましょう。

 

例えば、「リビングでは寛ぎたい。でもリビング内の造り付けのワークデスクで、子供たちに勉強もさせたい」と計画されている方もいらっしゃるでしょう。

そのような場合でしたら、リビング全体は「電球色か温白色」で計画し、ワークデスクの近くに勉強用のブラケットやデスクライトのような補助照明を昼白色で選ばれるといいですね。

 

【注意が必要なこと】

 

部屋の大きさや作業内容によって、必要とされる明るさは基準があり、ある程度の目安にすることはできますが、明るさの感じ方は、人によって多少異なります。

 

次のようなケースの場合には、光の色だけでなく明るさにも注意が必要です。

 

《ケース1:今までより暗く感じる》

 

今まで、昼白色の照明で生活していた方が、同じ明るさの電球色に変更した場合、多くの方が「電球色にしたら、暗くなって物が見えにくく感じる」と仰っています。

 

今まで、昼白色の照明で生活していた方が、電球色を選ぶ場合は少し明るめに計画した方が安心です。

 

《ケース2:年齢によって必要な明るさに差がある》

 

年齢が上がるにつれ、明るさを認識する感度が低下していきます。

高齢の方は、若い方の1.5倍~2倍の明るさが必要になってきますので、若い夫婦には十分に明るいと感じる明るさでも、祖父母夫婦では、「ちょっと暗すぎるのでは?」と仰る場合が多いです。

 

電球色で落ち着いた雰囲気の照明を希望されている方が、高齢のご家族と同居する場合は、明るさを調節することのできる「調光照明」を選択したり、ケガにつながりやすい段差がある場所などに「足元灯」を設置するなど、検討が必要です。

 

《ケース3:眩しく感じる》

 

眩しすぎる人工光は好ましくありません。

お店のスポットライトや、車のハイビームを想像してもらうと分かりやすいと思いますが、自分が見ている方向から光が入ってくると、誰でも眩しく感じると思います。

 

一番多く聞かれる失敗は、「ダイニングテーブルの上にペンダントを設置したら、丁度眩しい高さになってしまった」というものです。

 

弱い光であっても、照明の光が直接目に入ってこないよう、スポットライトの向きやペンダントライトの高さに注意しましょう。

 

【まとめ】

 

このように、照明を選ぶ際には、ご家族の年齢やこれまで生活していた家の明るさも考慮する必要があります。

 

また、その場所で何をするかによって適する照明の光の色が変わりますし、照明の光の色でその部屋の雰囲気も大きく変わります。

 

見た目の好みで選ぶのも素敵なことですが、毎日使うものですから機能的かどうかもしっかり検討することが大切です。

 

これから暮らす新居の照明選びをされている方はもちろん、照明器具や電球を交換しようと検討されている方も、ぜひ最適な照明選びの参考にしてくださいね。

 

 

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