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暮らしを豊かにしてくれる! シンボルツリーを選ぶポイント

「シンボルツリー」は、すまいの外観を彩るだけでなく、

四季の移り変わりを感じさせてくれたり、家族の歴史を見守ってくれたりする存在です。

 

すまいを計画する中で「シンボルツリー」は重要なアイテムです。

自宅の庭の植栽計画に加えたいなと考えている方も多いでしょう。

 

とはいえ、樹木の種類は豊富でサイズも様ざまあり、

どのように選べばいいのか迷ってしまいますよね。

 

今回は「シンボルツリー」を選ぶポイントについてご紹介していきます。

 

【シンボルツリーとは】

 

シンボルツリーとは、

その名の通りその家のシンボルになる樹木のことです。

 

家の外観に大きく影響を与える名脇役のような存在であり、

家族をあたたかく見守ってくれる存在でもあります。

新築や子供の誕生などの記念日に植えると、

家族の歴史と成長を、シンボルツリーと共に楽しむことができます。

 

選ぶ樹木によって家の雰囲気が大きく変わりますから、

自分達の雰囲気に合うシンボルツリー選びをしたいところです。

 

 

【シンボルツリーの選び方】

 

シンボルツリーは樹木ですから、

植木鉢を移動するように簡単に植替えできませんし、

見た目が気に入った樹木でも、

その樹種に適した環境条件でなければ健全に育つことができません。

樹木の選び方は重要です。

シンボルツリーを選ぶときのポイントをみていきましょう。

 

《ポイント落葉樹か常緑樹か》

 

まず、「落葉樹」と「常緑樹」の特徴をおさえて

どちらが自分たちの暮らしに合うか考えてみましょう。

 

・落葉樹とは

 

落葉樹とは、秋から冬にかけて葉を落とす木です。

 

暑い夏には茂った葉で日差しを遮り、

寒い冬には葉を落とし部屋の中へ日光を届けてくれます。

夏は涼しく、冬は暖かくしてくれるので

一年を通して暮らしやすさを与えてくれます。

 

四季折々の表情を見せてくれ、

春には花や若葉の生命力、秋には紅葉を楽しめます。

 

落葉の時期には一度に葉が落ちてくるため、落ち葉掃除には多少の労力が必要です。

木を植える場所によっては隣地に落ち葉が落ちてしまう場合があるので、

植える場所には注意しましょう。

 

また、冬の間は落葉していますから、家の目隠しを兼ねたい場合は不向きです。

 

落葉樹でシンボルツリーに人気の樹種には、次のような樹種があります。

 

・エゴノキ

・ヒメシャラ

・アオダモ

・ハナミズキ

・イロハモミジ

 

・常緑樹とは

 

常緑樹とは、一年中葉が茂っている木のことです。

 

落葉樹のように紅葉せず、秋から冬にかけて一斉に落葉しませんから

冬の落葉樹の立ち姿が寂しく感じる方には常緑樹が向いています。

 

常緑樹は一年中葉をつけていますが、

それぞれの葉は1年~3年で生え変わっていますので、

落ち葉掃除が必要ないわけではありません。

 

一年を通じて葉が茂っていることで冬でも葉の色を楽しめることが魅力ですが、

冬にも日差しを遮ってしまいますから、

背が高くなり過ぎないよう管理していく必要があります。

 

また、家の目隠しを兼ねたい場合にもおススメできます。

 

常緑樹でシンボルツリーに人気の樹種には、次のような樹種があります。

 

・シマトネリコ

・ソヨゴ

・ハイノキ

・ミモザ

・ユーカリ

 

 

《ポイント環境の条件》

 

樹種によって適した環境条件は異なります。

どんなに大切に扱っても、環境が合っていないと上手く成長できません。

 

 

・日当たり

 

樹木には育つために必要な光の量によって、

日が当たらないと育たない「陽樹」

日が当たらなくても育つ「陰樹」

その中間の「中庸樹」に区分されます。

 

植える場所が日影の時間が多い場所であれば、

日影に強い陰樹を選ぶ必要があります。

選んだ樹種の区分と植える場所の日当たりが合っているかチェックしましょう。

 

・地域の気候

 

地域の環境に合っているかも大切なポイントです。

 

気温が5℃以下にならないよう管理するような樹種は雪国で植えることはできません。

寒冷地であれば、寒さに強いもの

暖地では、暑さに強いものを選ぶ必要があります。

 

気温の他にも、

海が近い地域であれば耐潮性、雪の量が多い地域であれば耐雪性、

乾燥地を好むか、湿潤地を好むかなど、

その樹種が地域の環境に合う特性を持っているか確認しておきましょう。

 

 

《ポイント単幹か株立ちか》

 

庭木には、「単幹」と「株立ち」の2種類があります。

同じ樹種でも印象がかなり違いますから、

選ぶ時の参考にしてみてください。

 

・単幹

 

単幹は、一本の幹から枝が伸びているタイプです。

 

栄養が一本の幹に集中しますから、

株立ちと比べて、丈夫に育ち成長スピードが早いことが特徴です。

単幹であれば、放任生育でも自然な形に育ちやすく、

落葉樹では、落葉した時の姿が美しいことも魅力です。

 

・株立ち

 

株立ちは、複数本の幹を持ち、それぞれの幹から枝が伸びているタイプです。

 

根の大きさに対して幹数が多いですから、

単幹と比べて、成長が緩やかなことが特徴です。

それぞれの幹が細く繊細なシルエットで、

曲がりが違うそれぞれの幹や枝の交わりの美しさが魅力です。

 

 

【まとめ】

 

シンボルツリーは、すまいの外観を彩るだけでなく、

四季の移り変わりを感じさせてくれたり、家族の歴史を見守ってくれる存在です。

 

家族とともに長い時間を一緒に過ごしてくれるシンボルツリーですから、

すまいの環境や自分たちの雰囲気にあった樹木選びが大切です。

 

また、一度植えたら終わりというわけではなく、

その成長に合わせたお手入れが必要ですから、

見た目や環境条件に加えて、育てやすさやお手入れしやすさも考えておきたいところです。

 

 

選んだ樹種がシンボルツリーに適しているかどうか不安な場合は、

打合せの担当者へ相談してみるのもおススメの方法です。

お住まいの地域の特性や植える場所をふまえたアドバイスをもらえます。

 

好みの樹種が自宅の環境条件に合わない場合は、

シンボルツリーとして植えるのではなく、

日当たりがいい場所に移動したり、室内に取り込みやすい鉢植えで楽しんでは。

 

本記事の選ぶ際のポイントを参考に、自分たちにピッタリなシンボルツリーを見つけてくださいね。

 

 

 

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