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床暖房は必要ですか?  【床暖房の特徴、いろいろまとめて19選!】

秋も深まってきましたね。

最高気温が10度を下回る日も増えてきました。

 

寒い時期になると、太陽が見えるだけでほっとしませんか。

とくに、家の中の陽だまりは明るいし、暖かいしで和みます。

 

お日様を背に

新聞を読んだり、

座り込んでスマホを見たり、

ちょっと横になって、毛布をかぶってうとうとしたり、

お日様によって暖められた床からの熱が

じわーっとくるのは幸せです。

 

床暖房があると、家じゅうをこんな感じにすることができます。

 

というわけで、今回は、

床暖房についてのいろいろ19選をご紹介します。

 

 

床暖房の特徴、まとめて19選

 

1.大きく分けると2種類です。

床暖房は、何を暖めるかという発想で

「電気ヒーター式」と「温水循環式」に分けられます。

 

この2つについて、費用に関連する4点にしぼり、簡単に比較してみます。

 

電気ヒーター式

【設置費用】・・・・・・・〇 安い

【ランニングコスト】・・・△ 高い(部分使用や蓄電式だと安くなる)

【定期メンテナンス】・・・〇 不要

【耐久年数】・・・・・・・◎ 30~50年

 

 

温水循環式

【設置費用】・・・・・・・△ 高い(ただし、面積が広いほど割安になる)

【ランニングコスト】・・・〇 安い

【定期メンテナンス】・・・△ 必要

【耐久年数】・・・・・・・〇 およそ30年

 

ざっくりとこのような感じです。

ただし、住んでいる地域や場所、

家の一部につけるのか全体につけるのか、

という設置条件に加え、

 

選んだ床暖房の機器や仕様によって

費用はさまざまに変わってきます。

 

2.家じゅうどこにでも付けられます。

床暖房は、床があれば基本的にどこにでも設置可能です。

一階でも、二階でも、トイレでも、洗面所でも、

和室の畳の下にも付けられますよ。

唯一、浴室には付けられません。

 

3.寿命が長いです。

エアコンの寿命は10年、石油ファンヒーターは6~8年といわれています。

それらに比べて、床暖房は、圧倒的に長寿です!

 

4.安全性には自信があります。

ストーブのように火を使うことがないので、

倒れて火事になる心配がありません。

生活空間にコンセントがないので、

プラグから発火ということがありません。

暖房機器が床の下に隠れているので、

小さなお子さんが触って、火傷をする心配がありません。

ファンヒーターのように吹き出し口がないので、

ちょっと暖めようと思って置いた、服や布団が焦げくさくなることもありません(笑)

 

5.風は出せません。

床のどこかに吹き出し口があって、

そこから温風が出るという仕組みではありません。

エアコンやファンヒーターのように、

温風を飛ばして暖めるのとは根本的に違います。

 

6.静かに働きます。

他の暖房機器に比べて、圧倒的に静かです。

暖まった床材などが伸び縮みしてパチパチ鳴る、

温水式の場合は、温水が流れる音がする、という程度のようです。

 

7.においません。

室内で灯油やガスを燃やすことがないので、においません。

生活で発生するよごれが着かず、ずっとにおいません。

エアコンはエアコン内部にカビが発生したり、

フィルターや吹き出し口にほこりやカビがついたりすると、

不快なにおいが出ますよね。

 

8.存在感がありません。

本当は大きな床暖房ですが、

姿を見せるのはリモコンだけです。

本体が目に触れないので、あることを忘れられます。

 

9.出し入れの手間がありません。

出し入れに伴う面倒やイラっと感を手放せます。

「ストーブ出してくれたんだーー!」と喜ばれることはあっても、

「ストーブ片付けてくれたんだーー!」と言われることは少ないでしょう。

 

10.掃除の邪魔をしません。

お掃除の際に、機器や安全柵をどかす必要がありません。

お掃除ロボットがガンガン当たることもありません。

 

11.こまめなお手入れはいりません。

フィルターや内部のお掃除とは無縁です。

 

12.冬でもスリッパがいりません。

冷え対策のためのスリッパは必要ありません。

ベッドから出たときに、冷たい床でヒヤッとすることがありません。

 

13.肌想いです。

エアコンなどに比べて、室内の空気が乾燥しません。

冬場の乾燥によるかゆみが軽減する、アトピーの症状が落ち着く

という方もいます。(個人差はあります)

 

さて、ここまで読まれた方は、床暖房ってすごい!

と思われたかもしれませんね。

 

ところが、ところが、床暖房はそこまで多く

選ばれていないというが現状なのです。

その原因になりそうな特徴を見ていきます。

 

14.費用はかかる方です。

床暖房があまり普及しない最大の原因は、

ズバリ費用がかかる!ということです。

・初期費用

・使用にかかる費用(電気代など)

・メンテナンス費用(温水式の場合)

どれも、他の暖房機器に比べて圧倒的に高額です。

ちょっとつけてみようかな、と思ってお値段を聞いた途端、

「やめておきます・・・」となることが大半です。

 

15. のんびりと暖めます。

希望の温度になるまでに、早いもので数時間、

ものによっては数日?!かかるそうです。

 

16. 表面温度は30度、室温は20度前後です。

意外と低そうな気もしますが、

この状態でも、暑いと感じる人がいるようです。

赤ちゃんやご老人などがいるご家庭は、低温火傷に対する

注意が必要だと言われています。

 

17.カーペットは、床暖房対応可能なものに限ります。

床暖房対応可能のものから選ぶことになるので、

せっかく気に入ったものがあっても断念・・・ということになるかもしれません。

 

18.寒い時期だけ働きます。

つまり、それ以外の何か月間は休業です。

1年の三分の一、もしくは、四分の一しか使わないかもしれません。

 

19.使われなくなることが多いです。

「床暖房をつけてぬくぬく過ごしていたら、電気代がすごいことに・・・」

というショックを受けてから、あまり使わないようにしている、

という方が多いと聞きます。

すぐに暖まりたいという欲求をみたさないので、

タイミングが合わず使いにくいと感じることもあります。

家の断熱性や間取りが良くて、思いのほか暖かい、なんてこともあります。

 

 

床暖房のいろいろまとめて19選、いかがでしたか?

 

魅力的ではあるものの、つけるのも使うのも、

なかなかハードルが高いようですね。

 

2014年の政府統計の結果によれば、

普及率は全国平均約10.3%、

弊社のある山形県では3.8%と低めです。

 

そして、意外なことに、東京では20.0%だそうです。

そういえば、東京の知り合いのマンションには

南面の部屋に床暖房があって、

真冬なのに日中暑いと言っていました。

 

それでは、暖かくしてお過ごしください。

 

 

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